「チームスピリット」3Q20決算:顧客獲得が減速、中期の成長イメージを見直しへ
勤怠管理など「働き方改革」に関するSaaSを展開する「チームスピリット」が2020年8月期3Q決算を発表しました。
3Q累計の売上高は17億9,089万円(前年比37.9%増)、営業損益は2.4億円(同85.8%増)。大幅な増収増益が続いています。
3ヶ月ごとの推移をみても、売上高は6.3億円(前四半期比4.1%増)と堅調に拡大。前年比では減速トレンドにありましたが、足元では前年比38.8%増と、再び加速しています。
営業利益についても1.1億円(同26.2%増)に拡大。全体として右肩上がりですね。
前回の通期業績予想での進捗率は、売上高は68.8%、営業利益は94.0%。売上高の進捗はやはビハインドとなっている一方、営業利益は予想以上の進捗となっています。
前四半期では新型コロナ拡大に伴い短期的な業績の落ち込みがありました。その後はどう推移しているでしょうか。決算資料を元に紐解いていきましょう。
まずは、チームスピリットの売上構成について確認しましょう。「ライセンス」「プレミアサポート」「スポットサポート」の3つがメインです。