3分でわかる中国巨大ネット企業4Q19決算
今回は中国の巨大インターネット企業4Q19決算の状況を振り返ります。アリババとテンセントに加え、押さえておきたいEコマース2社「JD.com」「拼多多(Pinduoduo)」の動向を確認していきます。
売上トップはJD.comで年間5,769億元、日本円にして約8.7兆円に及びます(以下、1元≒15円で換算)。アリババは2018年にテンセントを抜き、前年比+42%という驚異的な成長率をキープ。
拼多多は売上規模でいうと他社の1/10以下ですが、前年比2倍を超えるペースで事業を拡大しています。
営業利益が最も大きいのはテンセントです。2019年は1,000億元の大台を突破し、1,187億元(≒1.8兆円)。営業利益率31.5%を誇ります。アリババは2018年の減益から一転して+62%増益となりました。
JD.comは通期で営業黒字化を達成。拼多多は大赤字を垂れ流している状況に変わりはありませんが、前年比では営業損失が縮小しています。
各社の事業KPIについても横並びでチェックしていきます。