爆発的成長をとげた新興マットレスブランド「キャスパー」NYSEに新規上場へ
ニューヨーク発の新興マットレスブランド、キャスパー(Casper)が上場目論見書(S-1)を提出しました。
2018年の売上は3.58億ドル(前年+43%)、営業損失は△0.92億ドル。今期3Q累計での実績は、売上3.12億ドル(前年+20%)、営業損失0.65億ドルとなりました。
2014年の創業以来、140万人を超える消費者がキャスパーの商品を購入したといいます。「マットレスのD2C(直販モデル)」で成功したユニコーンとしても注目を集めてきたキャスパーとはどんな会社なのか、上場目論見書の内容を紐解いてみたいと思います。
キャスパーの共同創業者5人のうち、3人は別のスタートアップ企業を2013年に創業していました。3人はブラウン大学時代からの友人で、マンハッタンのコワーキングスペースに入居。そこで出会ったのが、元IDEOのデザイナー、ジェフ・チェイピン(Jeff Chapin)と連続起業家のフィリップ・クリム(Philip Krim)です。