おはようございます!
欧米や日本を中心に経済が成熟化する中、ますます重要性が高まるのがアジアやアフリカなどの新興市場です。中でも注目は、10年以内に中国を超えて人口世界一になるインド。
インドのスマホユーザー数は現時点で5億人ほどで、2022年までに8.5億人に拡大すると見られています。長く成長が期待されるインドには、先進国企業による進出も加速しています。
こうしたトレンドが高まっている領域の一つが「動画ストリーミング」。インドの動画ストリーミング市場は現在5億ドルほどですが、2023年には10倍、50億ドルに拡大すると言われています。
そんな中、Netflixがインド市場への投資を加速します。今年から来年にかけて、インド向けのローカルコンテンツ製作費用として約4.2億ドルを投じる予定。
発言したのは、創業者でありCEOのカリスマ、リード・ヘイスティングス。「コンテンツ提供という意味で、より”インド人”になるべく本気で投資している」と言っています。
インド市場に注目しているのは、Netflixだけではありません。AppleやAmazonも自社のストリーミング事業をインド向けに展開します。現時点でトップを走るのはディズニー傘下のHotstar。所得水準の低いインドでは、他地域と比べて大幅に低価格でサービスが提供されます。
ヘイスティングスによると、目標はインドで1億人のユーザーを獲得すること。今年時点での有料会員数は200万人ほどと推測され、その25倍にも達する規模です。4.2億ドルもの大金をコンテンツだけに投資するのは、インドでもNetflixだけ。
参考:Netflix is spending $420 million to produce more local content in India, CEO Reed Hastings says
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