今朝方、「中国版Netflix」ことiQiyiについてまとめましたが、今回まとめるのは「中国版・ニコニコ動画」と言われる「ビリビリ(Bilibili)」という会社です。
さっそく、業績推移を見てみます。
2015年の売上高は1.3億元(21.7億円)程度でしたが、2016年には5.2億元(86.6億円)、2017年には24.7億元(411億円)と、文字通り爆発的な成長を遂げています。2年で20倍。
売上成長が爆発的であるためか、営業黒字化も目前にしているように見えます。
今回のエントリでは、Bilibiliの創業経緯や収益構造についてチェックした上で、その他の事業数値をまとめてみたいと思います。
まずは、ビリビリの創業からの歴史を軽く確認します。
サービス開始は2009年6月のことで、2010年1月に名称を「bilibili」に変更。
2011年に事業化して「Shanghai Hode」を設立し、2013年には「Shanghai Kuanyu」を買収。
これが公式に説明されている略史ですが、Wikipediaページをみると次のように説明されています。
> 元々はAcFun会員“bishi”が2009年6月26日に設立した初音ミクのファンサイトである『Mikufans』を前身とする。AcFunは時々接続不能になることがあるので、MikufansはAcFunの安定した代替品として作られた。2010年1月24日、『とある科学の超電磁砲』の主人公御坂美琴の愛称である嗶哩嗶哩に改名。
個人的には全く詳しくないのでなんとも言えないですが、初音ミクのファンサイトから始まってニューヨーク証券取引所に上場するまで成長するってものすごい話ですね。。
2011年に法人化する際に参加したRui Chen氏は、中国のテクノロジー企業「チーター・モバイル(NYSE上場企業)」の共同創業者であり、現在は会長兼CEO(Chairman and CEO)を務めています。
「中国版ニコ動」と言われる通り、Bilibiliにはニコニコ動画と似ている点がかなり多くあります。