11月15日、直販ECとして中国最大を誇る「JD.com（京東商城）」の3Q決算が発表されました。

2019年3Qの売上高は1,189億元（≒1.84兆円）に達し、前年+28.7%の増収。直近５四半期では最も高い売上成長率となっています。

同様に、営業利益も49.7億元（≒772億円）に到達。前年同期は6.5億元の赤字でしたから、前年比で見ると見事に黒字転換です。営業利益率としても2.2%と、過去最大を記録しています。

世間ではアリババグループのようなECプラットフォームがどうしても目立ちますが、その一方で成長を続けるJD.com。何が成長を牽引しているのか、決算書を紐解いてみましょう。

変わりつつある中国の地方都市

まず確認したいのは、JD.comの売上構成です。