システム監視SaaS「Datadog」が新規上場:顧客数8,846社に拡大
Datadog, Inc.

急成長中のSaaS企業「Datadog」(ティッカーシンボル:DDOG)が上場申請書類を公開しました。

Datadogの創業コンビはどちらもフランスの名門大学「エコール・セントラル・パリ」出身。CEOのOlivier Pomel氏は在学中に万能メディア再生ツール「VLCメディアプレイヤー」開発に携わっていたエンジニアで、卒業後はIBMのR&D部門へ。そこで先輩のAlexis Lê-Quôc氏と出会い、教育スタートアップ「Wireless Generation」(後にNews Corpが買収)での協業した後2010年にDatadogを設立しました。

様々なシステムで発生するデータを一元管理する分析プラットフォームとしてスタートし、2012年からはインフラ監視ツールをリリース。これまでIndex VenturesやICONIQ Capitalなどの著名ベンチャーキャピタルから累計で1.48億ドルを調達し、着々と機能拡張を続けています。

売上は2017年に1億ドルの大台を突破。2019年は通期で3億ドルを超えるペースです。2018年上期には営業黒字化も果たしましたが、営業損失は拡大傾向にあります。

倍々ゲームで成長を続けるDatadogの成長ドライバーはどこにあるのか、Form S-1を詳しくチェックしてみましょう。

複数のクラウド環境にまたがったシステム管理を集約

Datadogはシステム監視&分析ツールをクラウドベースで提供する、いわゆるMonitoring SaaSです。

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