割賦販売法によるシフトで競争激化!国内クレジット産業で起こった独自の成長とは

日本のクレジット産業は、愛知県の「伊予商人」がルーツだと言われています。

その中から「丸井」や「緑屋(後のクレディセゾン)」などが生まれているわけですが、それ以上に大きな影響を与えたのが1951年にスタートした「日本信販」です。

高島屋などの百貨店向けにチケット(分割払いの会員権)を発行し、初めて全国展開した日本信販でしたが、中小小売業の反発から1961年、経営危機に陥ります。

そのまま倒産しかねない危機にあって編み出したのが、1962年からスタートした「債権買い取り業務」でした。

これによって日本信販は「割賦販売法」からの制約を逃れ、その後の信販業界の隆盛につながったのです。

カードを発行しない「立替払い」で再成長

日本信販がスタートした「債権買い取り」は、いわゆる欧米ルーツの「ファクタリング」と完全に同じではないと言います。

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