日本でも出前館やUberEATSなどのフードデリバリーが盛んになる中、アメリカでも日に日にフードデリバリースタートアップの競争が激化しています。
今回は、そんなアメリカのフードデリバリースタートアップの中でも、飛ぶ鳥を落とす勢いでシェアを拡大している「DoorDash」をまとめていきたいと思います。
DoorDashはスタンフォード大学の学生だったTony Xu(CEO)、Andy Fang(CTO)、Stanley Tangなどの数人によって創業されました。(当時の社名:PaloAltoDelivery.com)
同社は、2013年にシリコンバレーのパロアルトで創業され、現在はアメリカの600都市でサービスを展開。 シリコンバレーの3人に1人がDoorDashを利用していると言われているほど。
今回は急成長を遂げるDoorDashの創業者『Tony Xu』の半生に迫っていきたいと思います。
Tony Xuはアメリカから遠く離れた中国の南京で誕生しました。 異国の地で誕生したXuですが1989年、彼は5歳の時に両親とアメリカに移住。
移住した当時の家族の所持金はなんと300ドルほどでした。
Xu一家が移住した理由としては、父親の海外留学がありました。
Xuの父親はスタンフォード大学かイリノイ大学のどちらかに入学することを決意してアメリカに移住してきたのです。
そして悩んだあげく、父親は奨学金が多くもらえたイリノイ大学に進学することに決定。父親のイリノイ大学への留学によってXu自身はイリノイ州シャンペーンで幼少期を過ごすことになりました。
Xuが幼少期の時は家族はとても貧しく、フードスタンプに頼りながら生活する毎日だったとのこと。 (フードスタンプ:アメリカ合衆国で低所得者向けに行われている食料費補助対策)
決して裕福とは言えない家庭環境だったのです。
5歳からアメリカに移住したため最初は英語が話せませんでしたが、必死に独学して習得。スポーツはバスケットボールに打ち込みました。