宇宙用ロボットからヘリ手配まで!国内スタートアップ資金調達ニュース
Stockclipが8月17日から定期的に行っている『スタートアップ資金調達ニュース』のコーナー。今回は8月6日から21日までに資金調達を発表した国内スタートアップを紹介します。
8月20日、遠隔操作ロボットのスタートアップ「GITAI」は、総額410万ドル(約4.4億円)を調達しました。出資者は日本政策投資銀行やCoral Capitalなどです。
GITAIは日本IBMの元エンジニアである中ノ瀬翔CEOが2017年に創業。VRを用い、遠く離れた場所にあるヒト型ロボットを作業者が操作する技術を持っています。
現在は「宇宙空間」に焦点を当てた開発に特化。近年、世界で宇宙開発競争が激化しているにもかかわらず、ヒトを宇宙空間に送り出すコストは依然として桁違いに高く、また生身の人間が宇宙空間で活動できる時間にも大きな制約があります。
GITAIのロボットは、高画質の映像を低遅延で作業者に共有でき、宇宙空間で要求されるスイッチ操作や工具操作などの細かい作業を汎用的に行うことが可能。宇宙空間での作業のコストを大幅に削減するポテンシャルを秘めています。
● 調達額:約4.4億円
● ラウンド:不明
● 主な投資家:日本政策投資銀行、Coral Capital、Spiral Ventures Japan, J-Power
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