中国版東進ハイスクール「Koolearn Technology」が香港市場にIPO
先日、中国版東進ハイスクール「Koolearn Technology」が香港市場へのIPOを発表しました。
今回ご紹介する「Koolearn」は先日ご紹介した「New Oriental Education & Technology Group, Inc」の子会社。2005年に設立され、同年からオンライン教育サービス「Koolearn」をスタートしています。2016年にはテンセントからの出資も受けています。
通期売上は6.5億元(108.2億円)、営業利益は0.3億元(5.0億円)となっています。
十分立派な業績ですが、普段ストクリが扱う中国企業の業績の規模感と比較すると、やや見劣りするようにも思えます。それでもこの企業を取り上げた理由は中国オンライン市場の今後の予測にあります。
中国のオンライン教育市場は今後5年間で2.5倍に成長。2022年には7.2兆円規模にまで成長する見込みです。中国では優秀な講師が都市に集中し、地方の教育資源が枯渇しているために地方でのオンライン教育へのニーズが高まっています。また、親世代のオンライン教育への抵抗感のなさなども市場成長の後押しとなっています。
Koolearn Technologyはそんなオンライン教育市場の注目企業のうちの1社であり、これらを踏まえても一考に値する企業と言えます。
気になる事業内容について確認していきます。