「営業損失率600%以上」という見かけに失望するだけでは不十分!「Snap」の2017年決算報告をエヴァン・スピーゲルの発言とともにじっくりチェック
今回は、ソーシャルネットワーキングアプリ「Snapchat」を手がけるSnapの2017年決算についてまとめてみます。
年次業績の推移を見てみると、なんだかすごいことになっています。
売上高は8.2億ドルに達し、前年から2倍以上に増加。
しかし、営業損失が35億ドル近くに増大(前年は5億ドル)し、圧倒的な営業赤字っぷりを見せてくれています。
Snapの株価は去年上場してからというものの、投資家を失望させっぱなしでした。
ところが、昨日の決算発表後の立会外取引(After-hours)では21%も株価が上昇しています。
なにやら見かけだけでは分からない良い結果があったのかもしれません。
今回は、Snapの決算数値を整理した上で、最後にCEOエヴァン・スピーゲルの決算コールでの発言をまとめてみたいと思います。
まず、Snapは一体何にそんなにお金をかけているのでしょう。営業費用の内訳を見てみます。