Fitbit 2017年3Q決算まとめ
今月1日、ウェアラブル機器メーカーとして注目されてきたFitbitの2017年3Q決算が発表されました。
まずは売上と純利益の変化です。
売上高は5億ドルから3.9億ドルへと20%ほど減少しています。
純利益は2610万ドルから、1億1340万ドルの赤字へと転落。
なかなか苦戦は続いているようですが、具体的にどの地域での売上が減少し、どのコストが赤字につながっているのか、そして会社としてどのくらいの財務体力が残されているかを紐解いてみます。
まずは地域ごとの売上高の変化です。
最も比率の大きいアメリカ合衆国(United States)での売上が3.6億ドルから2.4億ドルへと大きく減少してしまっています。
その一方、アメリカ大陸(米国以外)は2500万ドル前後、アジア太平洋地域(APAC)は3500万ドル前後でそれほど減少しているわけではありません。
EMEA(Europe, Middle East, and Africa)に至っては8093万ドルから8867万ドルへと、むしろ売上は増加しています。
Fitbitの売上が減少したのは、おもにアメリカでの売上が大きく減ってしまったからだということがわかりました。
続いて、コスト構造について調べるために、費用の対売上比率をみてみます。