クリスマスの本場は「森林率」73%!「ノキア」も生んだフィンランド林業の歴史と現在
クリスマスと聞いてみなさんは何を思い浮かべるでしょうか。
サンタクロースの故郷として有名なのが北欧・フィンランド(発祥の地はトルコのようです)。
また、街を彩るクリスマス「ツリー」に関しても、実はフィンランドは世界で欠かせない存在となっています。
クリスマスツリーに必要な「森」という観点で興味深いデータがあります。
(「私の森.jp」を参考にWorld Bankからデータを最新化)
国土における森林の占める割合を示した「森林率」で、フィンランドは先進国1位の73.1%(日本は68.5%で3位)。
このデータからもフィンランドが「クリスマス」と切っても切り離せない国であることがわかります。
フィンランドの林業は200億ユーロ(2.5兆円)を誇り、鉱工業に次ぐ一大産業となっています。
林業がGDPに占める割合は約4%で、輸出額全体の20%を林産物が占めており、フィンランド経済において重要な役割を果たしてます。
今回はクリスマスとも縁が深い森林大国「フィンランド」の林業事情について調べてみたいと思います。
最初にフィンランドで林業がどのように発展してきたのか、簡単に歴史をたどってみます。