リノベ物件プラットフォーム「cowcamo」を手がけるツクルバが新規上場
今日の決算分析は、先日新たに上場が承認された「ツクルバ」です。
まずはツクルバがどんな会社なのか、企業としてのバックグラウンドを確認してみましょう。
ツクルバの創業者は、村上浩輝氏と中村真広氏。
村上氏はCEO、中村氏はCCOという肩書きながら、お二人とも代表取締役を務めています。ダブル代表体制ですね。
ともに2009年4月に不動産デベロッパー「コスモスイニシア」に同期入社。
2009年より村上氏はネクスト(現:LIFULL)、中村氏はデザイン制作会社「ア・プリオリ」に勤めたのち、2011年にツクルバを共同創業しています。
従業員は164名規模で、リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」事業やシェアードワークプレイス事業などを展開。
2018年7月期までの売上は5億3,101万円。同年には4億8,681万円の経常赤字となっています。
積極投資の結果、今期は3Q時点で売上10億8,583万円と急成長。
今回のエントリでは、新たに上場が承認されたツクルバの「cowcamo(カウカモ)」とはどんな事業なのか?を中心に、整理してみたいと思います。
まず明らかにしたいのは、2019年に入ってからの売上拡大が何によるものか?という点です。