GMVが5兆円を突破!売上が8倍に爆伸びした中国のソーシャルEC「拼多多」2018年3Q決算
中国の地方部を中心に人気を集めるEC「拼多多(Pinduoduo)」(ティッカーシンボル: PDD)の2018年3Q決算が発表されました。
『拼多多』は共同購入などユニークな仕組みを導入した「ソーシャルEC」とも呼ばれるジャンルのサービスで、テンセントが出資していることでも有名です。
なお、「拼(pin)」には「つなぎ合わせる」であったり「寄せ集める」という意味があるそうです。
まずはEC事業を図る上で最も重要な流通総額を確認してみましょう。
直近12か月(LTM = Last Twelve Months)のGMVは3,448億元に達しており、日本円に換算すると約5.6兆円という巨大マーケットプレイスに成長しています。
業績規模も爆発的に増加し、今四半期の売上は33.7億元(549億円)。
前年の約8倍という腰を抜かすような成長を遂げています。
営業赤字は12.7億元(207億円)で、売上高に対する損失額の比率は37.6%と縮小傾向にあります。
拼多多はもともと直販事業を行なっていましたが、2017年の初めに撤退。
代わりに伸びているのが「マーケティング売上(広告)」事業です。