まだまだ見逃せないアメリカ最新決算!Google親会社「Alphabet」や四半期で営業黒字となった「ServiceNow」など8社
キャタピラー

アメリカでは注目企業が続々と決算を発表しています。

先週(10/21〜26)発表された企業のうちキャッチアップしておきたい8社の最新決算を確認していきます。

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Alphabet(GOOGL): 広告クリック数が前年から62%増

最初はGoogleの親会社「Alphabet」(ティッカーシンボル: GOOGL)です。

2018年3Q決算リリース

2018年3Q(7月〜9月)の四半期売上は337億ドル、営業利益は3億ドルです。

営業利益率は24.6%に上昇しました。

前年からの増収率は21.5%と、引き続き20%以上を維持しています。

Googleの中核である広告事業の売上が290億ドルと、Alphabet全体の85%以上を占めています。

『Google Cloud』やハードウェアなどGoogleのその他事業の売上が46億ドル、ライセンス収入など「その他」売上は1.5億ドル程度です。

広告売上の構成要素である「クリック数」は前年から62%増加し、「クリック単価」は28%低下しました。

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マイクロソフト(MSFT): Azureの成長率は76%

続いて時価総額でAmazonを逆転した「マイクロソフト」(ティッカーシンボル: MSFT)です。

2019年6月期1Q決算リリース

2019年6月期1Q(7月〜9月)の売上は291億ドルで、営業利益は100億ドルを突破して営業利益率は34.2%となっています。

セグメント別売上高では、『Windows』や『Xbox』など「More Personal Computing」売上が107億ドルで最多。

Office売上は98億ドル、クラウド関連製品の売上は86億ドルまで増加しています。

クラウド製品の中でも『Azure』の対前年成長率は76%と、引き続きMicrosoftの業績をけん引しています。

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Visa(V): 通期売上が200億ドルを突破

世界を代表するクレジットカードブランド「Visa」(ティッカーシンボル: V)です。

2018年9月期4Q決算説明資料

2018年9月期の通期売上は200億ドルを突破。

営業利益は130億ドルで、営業利益率は62%というすさまじい数字。

四半期の売上は54億ドルで、右肩上がりの成長を続けています。

全世界合計の取扱高は2.82兆ドルに到達。

アメリカ、海外ともにデビットカードの取扱高が半数以上を占めています。

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キャタピラー(CAT): 中核の建設機械が35%増収

建設機械等を製造する「キャタピラー」(ティッカーシンボル: CAT)です。

2018年3Q決算説明資料

2016年は業績が低迷しましたが、現在は回復基調に。

2018年3Q(7月〜9月)の売上は135億ドル、営業利益は21億ドルとなっています。

収益の中核を担う「建設業界向け」の重機売上が35%増収の57億ドル。

炭鉱採掘など「資源業界向け」事業が25億ドル、ガスタービンや電車など「エネルギー&輸送機械」事業が46億ドルです。

その他、金融事業が8億ドルとなっています。

地域別の売上を見てみると、北米の2016年3Qに41億ドルまで落ち込んでいた北米での売上が今四半期は63億ドルまで増加。

経済成長に伴って建設需要の高いアジア太平洋(APAC)売上も31億ドルと、前年から約30%増収しました。

ヨーロッパ・中東・アフリカ(EAME)は30億ドル、ラテンアメリカは12億ドルでほぼ横ばいとなっています。

Intel(INTC): 売上成長がさらに加速中

CPUの圧倒的なシェアを誇る半導体メーカー「Intel」(ティッカーシンボル: INTC)です。

2018年3Q決算説明資料

2018年3Q(7月〜9月)の売上は192億ドル、営業利益も73億ドルまで増加しています。

売上成長が加速し続けており、対前年の増収率は18.7%となっています。

セグメント別売上高では、ノートパソコン用CPU等といったPC向け事業の売上が100億ドルを突破。

データセンター向け売上は61億ドルです。

データセンター向け事業の増収率が25.9%と、引き続きIntelの成長をけん引。

PC向け事業の成長率も15.5%と右肩上がりです。

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Chipotle(CMG): 前四半期から店舗数が減少

メキシコ料理チェーン「Chipotle」(ティッカーシンボル: CMG)です。

2018年3Q決算リリース

2018年3Q(7月〜9月)の売上は12.3億ドル、営業利益は5,799万ドルに増加しています。

9月末時点の店舗数は2,463店舗で、今四半期は創業から初めて店舗数が前四半期から減少に転じました。

今四半期は収益性の低い32店舗を閉店したことで、店舗あたりの平均売上高は198万ドルに増加しています。

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サウスウエスト航空(LUV): マイルあたり売上高が増加

世界最大のLCCとも言われる「サウスウエスト航空」(ティッカーシンボル: LUV)です。

2018年3Q決算リリース

3Qの売上は55.7億ドル、営業利益は8.0億ドルで減益となっています。

航空機の座席数と飛行距離(マイル)をかけ合わせた「輸送可能マイル数(Available Seat Miles = ASM)」は406億マイルに増加。

一方、空席率も16.1%に上昇しました。

顧客単価にあたる旅客の平均運賃については153.4ドルに上昇しています。

空室率は高まりましたが、平均運賃が上昇したため、航空会社のKPIである「輸送可能マイルあたり売上高(RASM=Revenue per ASM)」は13.74セントに増加しました。

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ServiceNow(NOW): 対前年の成長率は37%

最後はITサービス管理SaaSを提供する「ServiceNow」(ティッカーシンボル: NOW)です。

2018年3Q決算説明資料

3Qの売上は6.7億ドルまで拡大。

さらに今四半期は営業黒字化も達成しています。

対前年の売上成長率は36.5%と、引き続き急速な成長を続けていることがわかります。

「フォーブス・グローバル2000(G2K)」の顧客数は合計で860社まで増加。

契約更新率は驚異の97%で、契約額100万ドル以上の大口顧客数も614社まで増加。

アップセル、クロスセルも順調に進んでいることがわかります。

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