コールセンターなどの「文字起こし」で売上53.4%成長の「アドバンスト・メディア」とは
アドバンスト・メディア

Stockclipには国内の発表された決算を日付ごとに成長率などでソートできる、四半期短信ビューワーという機能があります。

四半期短信ビューワーを見る中で、「アドバンスト・メディア」という企業が気になりました。

今四半期の売上成長率は50%を超えて急成長していますが、どんな会社なのでしょうか。


「アドバンスト・メディア」は1997年に設立された企業で、音声認識サービスを提供しています。

今でこそ、『Siri』や『Alexa』など音声認識は当たりになっていますが、当時は音声認識サービスを事業化している会社はありませんでした。

「アドバンスト・メディア」は、そのような状況で音声認識に乗り出した挑戦的なベンチャー企業です。

現在は音声認識市場で64.6%と、圧倒的なシェアをにぎっています。

2018年3月期決算説明資料

それでは、「アドバンスト・メディア」の売上高と営業利益の四半期推移を見てみましょう。

季節性により、毎年1Qは売上が低くなる傾向があり、2018年度までは1Qの営業利益は赤字となっていました。

今四半期は1Qではじめて営業黒字となっていることが分かります。


売上高は8億1,553万円で、前年同期から比べて大きく増加しています。

前年同期からの売上高の成長率を計算してみましょう。

2017年2Qごろに売上の増加は横ばいとなりましたが、その後再び伸び始め、2018年2Qには70%以上まで売上成長が加速しました。

そして、今四半期は53.4%の成長となっています。

どうして「アドバンスト・メディア」の売上成長は加速しているのでしょうか?


コールセンター向け製品の売上が31%を占める

アドバンストメディアが展開する事業はかなり多く存在しますが、彼ら自身が大きく2つに分類しています。

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