932社で13万人が利用する「働き方改革」SaaSプラットフォーム「チームスピリット」が新規上場
今回は、新しく東証マザーズに上場することが発表された「チームスピリット」について調べてみたいと思います。
チームスピリットは、現在も代表を務める荻島 浩司氏によって1996年に(有)デジタルコーストとして設立されました。
2010年には(株)セールスフォース・ドットコムと『AppExchange』『OEM』のパートナー契約を締結。
(『AppExchange』とは、Salesforce.comが展開するクラウドソフトウェアのマーケットプレイスです。SaaS版App Storeといったモデル。)
2011年にはアメリカのSalesforce.com社と資本提携を結び、2012年に『TeamSpirit』というサービスの提供を開始します。
2012年、社名を「(株)チームスピリット」に変更。
ここ5年間の業績推移を見てみましょう。
2017/8期の売上は7億7,296万円。この5年間で売上は8.6倍に増加しています。
また、経常赤字率が徐々に改善していることも分かります。
今期の数字を見ると、3Q時点ですでに売上は8億8,626万円、経常利益は7,216万円と、すでに経常黒字化を果たしていることが分かります。
売上自体もこのままいけば12億円近くに達するペースであり、そうすると成長率は60%以上にもなります。
急激な売上成長と利益率の改善を成し遂げている「チームスピリット」とは一体どんな会社なのか、公開情報を整理していきたいと思います。
チームスピリットは、「すべての人を、創造する人に。」というミッションをかかげ、企業の「働き方改革」を推進するSaaSを通じて提供しています。