まるでネット通販のように物資を調達!年間32兆円を取り扱う費用効率化SaaS「Coupa Software」
今回は、費用最適化ソフトを提供するアメリカのSaaS企業「Coupa Software」について取り上げたいと思います。
(ホームページより)
オラクル出身のDave Stephens氏と Noah Eisner氏によって創業。
Coupaという名前はカリフォルニア州パロアルトにあるシリコンバレーの起業家がよくミーティングをしているカフェ「Coupa Cafe」が由来。
CoupaのURLが利用可能だったこと、そして覚えやすかったことが決め手となりこの名前になりました。
2006年に創業した後、2009年にRob Bernshteyn氏がCEOを引き継ぎ、その後Yahoo元CEOであり、PaypalのPresidentであったScott Thompson氏が参画しました。
2014年からは海外展開を開始し、ダブリン(アイルランド)にオフィスを新設(2017年4月11日:東京オフィス開設)。
2015年にはTodd Ford氏がCFOに指名され、ついに2016年10月ナスダックに上場を果たします。
上場時には133万ドルの値がつきました。
2016年の上場後の業績推移を見てみましょう。
上場前の2015年の売上はわずか5千万ドルほどでしたが、3年でおよそ4倍の1.8億円ほどに拡大しています。
営業利益は以前と変わらずマイナスのままです。
今回のエントリでは、成長を続けるCoupa Softwareがどのような事業を展開しているのか、詳しく見ていきたいと思います。
SaaS企業の代表格といえば「SalesForce」であり、企業の営業で必要な顧客管理ソフトなどを提供しています。