今回は、時間貸駐車場サービスを展開する「パーク24」についてまとめます。
かなり多くの方が、こちらのロゴを見たことがあるのではないでしょうか。
パーク24のメイン事業は、時間貸駐車場サービス『Times駐車場』です。
1971年8月に「ニシカワ商会」が設立されたのが始まりで、創業者は現社長・西川光一氏の父、西川清氏です。
清氏は、大学を卒業後、工業用ファスナー会社に9年間勤めていましたが、サラリーマンとしての給与に満足できず、「社長になりたい」と言い始めて退職してしまいました。
そしてできたのが「ニシカワ商会」であり、資本金100万円は奥さんの持参金だったそうです。
とりあえず会社を作ったものの、事業は決めていなかったため、フラフラと街を歩いていたところ、「駐車禁止」の貼り紙を見かけます。
それがひどく汚い字だったこと、店の前に車が止まるのを防ぎたいというニーズは普遍的なものなのではないかと考えたことから、「駐車禁止」の看板を売るというビジネスを思い立ちます。
看板は飛ぶように売れたそうですが、重たくて腰が痛くなるし、あまり大きな事業にはなりそうにありませんでした。
そこで、そのころ日本信号(株)が売り始めていたパーキングメーターに目をつけ、同社の販売代理店となります。
都内の病院で、多くが無関係な駐車であることに目をつけると、やはり病院側も迷惑していたらしく、かなりの病院で導入。
それから20年間、ひたすらパーキングメーターの販売代理店を続けます。
その結果、年商25億円前後の会社になったそうなのですが、せっかくだから上場企業に挑戦しようと考える中、1991年に開始したのが無人時間貸し駐車場「タイムズ」です。