日本最古のコンサルティング会社!『ブルーダイアリー』など物販売上が半分近くを占める「タナベ経営」
今回は、大阪に本社をおくユニークなコンサルティング会社、「タナベ経営」についてまとめます。
発祥は1957年、勤めていた会社が倒産したことをきっかけに田辺昇一氏が開業した「田辺経営相談所」です。
会社がおかしくなれば、家族や社員など数多くの人が迷惑を被ります。
「コンサルティング」という言葉がまだ存在しない時代に、会社を救う「医者」というニュアンスで始まったのがタナベ経営です。
1958年には会社の経営層向けに「重役教室」を開講。
1959年には、経営者の会員組織「イーグルクラブ」が発足。また、会員向けにビジネス手帳の「ブルーダイアリー」の販売を開始します。
1960年以降は大阪と東京以外にも北海道、九州、中部、広島と全国各地に支社を設立するとともに様々な会員情報誌を創刊しました。
創業6年で法人に改組し、株式会社化すると同時に、日本経済新聞への全面広告も出稿しています。
1972年には幹部候補生スクールを開講し、その後さらに東北、新潟、北陸、沖縄と支社を開設。
2001年からはセールスプロモーション事業にも進出し、2004年にジャスダック証券取引所に株式を上場。
2015年にこれまで3つあった会員情報誌を1つに統合し、2016年に東証二部に上場。その後、東証一部に指定されます。
2017年にはイーグルクラブ会員を「FCCアカデミー会員」という形に移行。また、東京本社を設置することで2本社制を採用しています。
過去10年間の業績推移をみてみましょう。