「NEOBANK」としてBaaSも展開する住信SBIネット銀行が新規上場へ
インターネット銀行大手「住信SBIネット銀行」が2月15日、東証一部への新規上場を承認された。上場日は3月24日を予定している。
まず目につくのは、その規模と収益性だ。2021年4〜12月期の経常収益は602億円、経常利益は169億円を超え、預金口座数は500万口座を上回った。
自らインターネット銀行を提供するだけでなく、他企業との連携による「BaaS(Banking as a Service)事業」にも力を入れる。タッグを組むのはJAL会員、Tポイント会員、ヤマダデジタル会員などといった巨大な顧客基盤を持つ事業者だ。
上場時の想定時価総額は目下3,000億円と、国内ではまれに見る大型上場となりそうだ。住信SBIネット銀行がどのような事業を作り、成長させようとしているのか。今回の記事では、開示された資料をもとに紐解く。