ベビーカレンダーが新規上場へ:クックパッドから独立、産婦人科向けも展開
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ベビーカレンダーが2月19日、東証マザーズへの新規上場を承認された。上場日は3月25日を予定している。

料理レシピサイトを運営するクックパッドは2016年に「内紛」が発生、当時の経営者だった穐田誉輝氏と創業者の佐野陽光氏の間で対立が深まり、穐田氏がクックパッドを去る形で1年以上かけて決着がついた。

穐田氏は事業の多角化を進めたが、佐野氏は「料理」分野に集中すべきだと考えていた。この結果、譲渡された事業の一つが「ベビーカレンダー」だった。

ベビーカレンダーの業績推移は上の通り。2015年から2016年にかけて売上が低迷したが、その後は再成長に転じたことがわかる。2019年には経常黒字に回復。

2020年1〜9月(3Q累計)の売上高は6.6億円、経常利益は0.9億円。すでに前年通期の業績を上回っている。

クックパッドから独立し、今回上場することになったベビーカレンダーとはどんな会社で、どんな成長戦略を掲げているのだろうか。申請書の内容を整理しよう。

2016年に「ベビーカレンダー」ローンチ

ベビーカレンダーの前身は、1991年4月に設立された(株)ロジスティクスコンサルティング。1994年に日本テクト(株)に商号を変更、経営コンサルティング業務を行っていた。

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