Uber 4Q決算:デリバリー取扱高100億ドル、医薬・酒など領域拡大を進める
Uberが2月10日、2020年10〜12月期決算を発表した。配車サービスはコロナ禍の逆風が続き、フードデリバリーへの追い風が大きい。
今回、Uberは大きなマイルストーンを迎えた。フードデリバリー(Uber Eats事業)の取扱高が100億ドルの大台を突破したのだ。
その一方で、配車サービス(モビリティ)も回復が続く。二つの事業が混在することで、独自の強さを見せているのがUberだ。
足元では自動運転部門の売却などリストラも進める。Uberがどのような経営を進めているのか、決算報告の内容を整理しよう。
Uberのモビリティ取扱高は縮小しているものの、決して「お荷物事業」ではない。セグメント利益(調整後EBITDA)はプラスであり、デリバリー事業の赤字を支えている。