Snap 4Q決算:大幅増収も伸び代、インド中心に新興国向けが急成長
米国ではFacebook以外にもソーシャルメディア企業が大きく育っている。
注目したいのがSnapchat(Snap)とPinterestの二つだ。Snapchatは米国の若者を中心に絶大な人気を誇り、Pinterestは画像投稿型サービスとして世界中で独自の成長を遂げる。
今回は、先日発表された二社のうち、Snap社についてまとめる。
グラフを見ればお分かりの通り、ここ5年の成長は目覚ましい。売上を大きく上回る営業赤字が長く続いたあと、今は営業黒字化が目前というところまできた。
CEOのエヴァン・スピーゲルは1990年生まれの30歳。今回決算を受けて株価はさらに高騰し、時価総額は948億ドルにのぼる。若手経営者の中では世界随一といえる実績だ。
Snapの事業成長について見るとき、特筆すべき点はいくつかある。最初に確認したいのが、北米地域での収益化が進んでいることだ。