非上場ベンチャーの株式取引を扱う「Forge Global」がSPAC上場へ
Forge Global

非上場企業の株式を取引できる「Forge Global」がSPACとの統合による上場を行う計画を発表した。評価額は20億ドルにのぼる。

株式市場は盛況だが、それ以上に目覚ましいのがスタートアップの世界だ。評価額10億ドル以上の「ユニコーン」企業は2018年には260社に過ぎなかったが、2021年7月には762社に増えた。

投資環境が潤沢になるにつれ、上場までにかかる期間も長期化している。2000年時点では中央値が「4年」だったが、今では12年以上かかるのが通例だとForgeはいう。

MicrosoftやAmazonのような企業も、上場したころの時価総額は10億ドルに満たなかった。ところが近年、上場する注目企業は評価額100億ドルを大きく上回ることも多い。

一般投資家にとってみれば、昔と比べて成長テクノロジー企業への投資機会が減っている面もある。Forgeはそうした課題の解決も旗頭に掲げるが、実際には規制により一般個人が参加するのは難しい。

Forge Globalはどのように生まれ、何を実現しようとしているのだろうか。その事業モデルとあわせてご紹介する。

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