ビザスク3Q決算:コロナ禍でも需要底堅い、通期で取扱高56%成長を見込む
今回は、2020年の新規上場からその評価を大きく高めた「ビザスク」について、改めて取り上げる。
ビザスクはゴールドマンサックスなど出身の端羽 英子氏が、MITでのMBA取得やユニゾン・キャピタルでのPE投資を経て、立ち上げたベンチャーだ。
2012年に「walkntalk」の社名で設立すると、年末にセルフマッチング式の「ビザスク(現ビザスクliteに相当)」をベータ版としてスタート。
当初、ビザスクが訴求していたのは「ビジネス知識のクラウドソーシング」。業界経験豊富な個人に1時間単位でアクセスできる「スポットコンサル」プラットフォームとして成長した。
上場時はボストン・コンサルティング・グループの売上が15%を占めるなど、プロフェッショナルファームによる利用が牽引。
現在のビザスクはどのような状況にあるのか。そして今後は何を目指しているのか。足元の決算報告を中心に整理したい。
まずは、ビザスクのビジネスモデルについて確認しつつ、足元の事業数値について確認しよう。