開始2年で評価額81億ドル!企業カードで業界を席巻する「Ramp」
米国のスタートアップ企業「Ramp」がにわかに注目度を高めている。提供するのはコーポレートカードであり、支出管理ソリューション。
「決済」の重要さは言うまでもない。個人向けではEコマースの普及とともにペイパルが生まれ、スマートフォンの台頭で「Cash App」「Venmo」が成長した。
企業向け支出においても新たな決済手段は台頭しつつあるが、アプローチはやや異なる。企業は「スマホで決済」したいわけでは必ずしもない。
そんな中で注目を集めるのがコーポレートカードを土台とした支出管理ソリューション「Ramp」だ。サービス開始から2年程度しか経っていないにも関わらず、評価額は81億ドルにのぼる。
今回の記事では「Ramp」がどのように生まれ、急拡大してきたかを整理する。そのストーリーを読み解くことで、なぜこの領域に大きな可能性があるかの一端を垣間見ることができるはずだ。