ビル・ゲイツ率いる「Breakthrough Energy」とは?投資先まとめ
世界で高まっているのが、「ESG」「SDGs」と呼ばれるテーマへの投資だ。
ESGは環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)、SDGsは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の頭文字である。共通しているのは、「サステナブル」な事業テーマに投資しようというトレンドである。
(Global Sustainable Investment Alliance「Global Sustainable Investment Review 2018」)
2018年にはサステナブル投資残高が30兆ドルを超えた。そんな中、圧倒的な存在感を見せているのが投資事業体が「Breakthrough Energy Ventures(BEV)」だ。
発起人はマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ。ジェフ・ベゾスやマイケル・ブルームバーグ、レイ・ダリオ、ジョン・ドーア、孫正義など錚々たるメンバーが出資している。
世界最高峰の事業家や投資家たちは、なぜESG投資に関心を見せているのだろうか。今回は、BEV設立の背景や具体的な投資先をチェックすることで、その謎に迫りたい。