「サラ金」の歴史(後編)過払金請求のピークから銀行カードローン問題まで
アイフル

前回の続き)

高度成長期、日本のサラリーマンとともに成長した「消費者金融」。

独立系プレイヤーとして現在も生き残ったのはアイフルだけ。外資系は全滅し、零細業者向けの商工ローンも寡占プレイヤーが崩壊した。

彼らがかつて急成長した理由は「高金利」にあった。その後は規制が強化され、世間の風当たりも強く、中小から大手まで多くの企業が破綻した。

前編では、主に「サラ金」の誕生とその周辺にフォーカスしてお伝えした。後編では、貸金規制がどのように強化され、現在に至ったのかを中心にお伝えしたい。

上限金利の引き下げと「闇金」の勃興

消費者金融業界は、まず1983年を境目に規制強化が大きく進んだ。

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