Snap 1Q21決算:インドなどでユーザー続伸、売上成長率は過去3年で最大に
米国で人気のコミュニケーションアプリ「Snapchat」を手がけるSnap社が好調だ。4月22日に発表された2021年1〜3月期決算で、売上高は前年比66%増の7.7億ドル。
営業損失は3.0億ドルと大きいが、調整後EBITDAは171万ドルのマイナス。フリーキャッシュフローは今回の決算で初めてプラスとなり、1.26億ドルで着地した。
CEOのエヴァン・スピーゲルは「2021年は過去3年で最も大きな売上成長率とDAUの伸びとともに始まった」とアピール。プロダクトフォーカスと長期目線での組織的実行力の強さに自信をみなぎらせた。
今回の記事では、上場直後には大赤字だったSnap社が、いかにして急成長を実現してきたのか。その打ち手を中心に整理していこう。
2017年の新規上場以来、もっとも大きく変わった点の一つが「Android」アプリの強化だ。