Microsoft CEO、サティア・ナデラが語る注力領域における戦略
Microsoft Corporation

マイクロソフトは4月27日、2021年1〜3月期決算を発表。業績は依然として、極めて力強い。

売上高は前年比19%増の417億ドル。営業利益は同じく31%増の170億ドルにのぼった。

展開する三つの事業部門で、売上高がそれぞれ130億ドルを超える。営業利益率はどれも35%以上と、規模だけでなく収益性がものすごく高い。

ご承知の通り、パソコンが普及する時代に覇者となり、今なお力強いエコシステムを築いているのがマイクロソフトという企業だ。現在の繁栄は、過去10年以上にわたって築いてきた取り組みの結果と言っていい。

それでは、今後の未来を見据えて築こうとしているものは一体なんだろうか?CEOを務めるサティア・ナデラの発言から、マイクロソフトの戦略について紐解きたい。

より「ユビキタス」な世界へ

サティア・ナデラは決算カンファレンスコールの冒頭で「パンデミックに突入して1年超、デジタルシフトはスローダウンする気配がない。むしろ加速している」とコメントを寄せた。

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