テクノロジー企業BIG4の業績推移を比較
どこで聞いたのか失念したが、21世紀のテクノロジー企業ビッグ4はApple, Amazon, Google, Facebookであり、彼らがインターネットやデバイスなどのインフラとして君臨するため、しばらくの間はこの4社を覆すのは難しいそうだ。 デバイスはApple、EコマースはAmazon、検索はGoogle、ソーシャルはFacebookということだな。
実際に彼らが強固なものとして君臨し続けるのかどうかはさておき、現在4社の事業規模がどのくらいに達しているのかを見ておこう。
売上規模では(利益もだけど)Appleがダントツで大きく、2015年度時点で2331億ドルの売上。次がAmazonで1070億ドルだが、Appleの半分以下だ。Amazonの次はGoogleで、売上749億ドル。最後がFacebookで179億ドル。この4社を比べるとFacebookがやたらと小さく見えるが、それでもおよそ2兆円の売上である。
ちなみに、MicrosoftはGoogleよりも大きく、850億ドルの売上。
「Everything Store」としてありとあらゆる商品を扱うAmazonよりも、数えられる程しか商品の種類がないAppleの方が倍以上の売上を稼いでいるというのはとても興味深い。Amazonは「オンライン上の購買」というある意味では有限な消費者行動をターゲットにしているのに対し、Appleは「より質の高いデバイス」という際限のない付加価値を売っているためにこの差が出るのだと思う。ビジネス型企業か、プロダクト型企業かとも言える。