Booz Allen Hamilton Holding Corporationを一般の方で知っている方、名前を聞いたことがある方は少ないのではないでしょうか。
一言で説明するとすればコンサルティング会社であり同業他社としてはマッキンゼーアンドカンパニーやボストンコンサルティンググループなどです。
米国のNSA(National Security Agencies )についての機密情報をマスメディアにリークしたことで有名なエドワード・スノーデンについてであれば知っている方が多いと思います。
スノーデンはBooz and CompanyというBooz Allen Hamiltonから分裂した政府系コンサルティング会社に在籍していた際にあの有名な機密情報リーク事件を起こしたのです。私はてっきりスノーデンは直接NSAに勤めているものだと勘違いしていました。
さぁ簡単に歴史から紹介しますね!!!
1914年にNorthwestern University を卒業したEdwin G Booz によって Edwin G. Booz Surveysが設立されました。外部取締役を入れることでビジネスを効率化するなど現代でも行われているコンサルティングの基礎を生み出したことでも知られています。
政府系のコンサルティングを行っていると上述しましたが、きっかけは1940年にアメリカ政府から第二次世界大戦に備えて雇われたことから始まります。それ以来は政府向けのコンサルティングにもより力を入れています。
1970年には上々するも1976年にはMBO(Management Buyout)によりプライベート化されます。政府系のコンサルティングに特化するためBooz Allen Hamiltonから分離したBooz and Companyという会社がありましたが2014年にPWCと合併し現在はStrategy&とう名前でPWCグループの一員となっています。
PWCコンサルティングとStrategy&の雰囲気や業務内容、給与の違いを知りたいとこですがあまり知り合いで働いている人がいないので知ってる人いたら教えてください。。
それでは業績を見ていきましょう!!!
売上高の推移になります。単位は千ドルです。
過去5年を見ると微妙に伸びていることがわかります。
続いてはコスト構造です。
売上原価が半分以上を占めておりBillable expenses(相手が返金可能な債権)が2~3割といったところでしょうか。Billable expensesについては興味深い割合ですね、これは同業他社も調べる必要がありそうです。
営業利益率を見ると8%前後を推移しており極めて良い数字であると言えます。
いかがでしたでしょうか。コンサルティング業界といえばBCGやマッキンゼー、ATカーニーなどに加えて会計系のPWCやデロイトなどをが最初に浮かぶ方が多いと思いますがBooz Allen Hamilton に関しても非常に興味深い企業であると言えますね!
ちなみに日本での求人を調べたところ勤務地がほぼ沖縄でした。
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