GAFA決算から読み解くテクノロジー企業に対するサプライチェーン逼迫などの影響
2022年4月末、米国の大手テクノロジー企業による1〜3月期決算が出揃った。その中にはおおむね好調なMicrosoftのような企業もあれば、Meta(Facebook)のように今後の成長鈍化が避けられないものもある。
新興産業に過ぎなかったテクノロジー業界は、デジタル社会の発展とともに既存産業との関係を強めた。小さなスタートアップならともかく、これほど巨大になっては、旧来産業からの影響に無縁ではいられない。
2022年に益々拡大した「サプライチェーン逼迫」は、その最たる例と言える。中でもApple、Meta(Facebook)、Amazonの三社は、それぞれの事情に応じて決して小さくない影響を受けた。
今回の記事では新たに発表された決算をもとに、各社がマクロ環境によってどんな影響を受けたかをまとめる。
四社のうち、もっとも先行きに暗雲が立ち込めているのがMetaだ。他三社が当然のように時価総額1兆ドルをキープする中、同社の時価総額は5,000ドル前後に半減した。