ライザップといえばCMなどでもおなじみのようにスポーツジムのイメージが強いですが会社が設立された当初は健康コーポレーション株式会社という違う名前であり、健康食品の通信販売を行っていました。
その後おなじみのスポーツジムを始めてからは経営の多角化を行い積極的にM&Aを行っています。実はライザップは40以上の子会社を抱えているのです。
近年順調に業績を伸ばしているライザップ、直近の売上高は960億円前後、営業利益は40億円ほどで営業利益率は約4%です。
2012年ごろから売上高は右肩上がりですが一方で営業利益や当期純利益に関しては売上高ほど伸びていないことがわかります。
M&Aを行うことで売上高を伸ばすことは容易ですが、それと同時に利益を伸びるわけではないということが読み取れます。 次に現金及び現金同等物の推移を見てみます。
2017年期の財務キャッシュフローが例年と比べて大きくなっていること、そして現金及び現金同等物も当然のことながら比例して大きくなっていることがわかります。これは今年初めにM&Aを行ったジーンズメイトや本業とは一見関係なさそうであるが同じく今年の初めに買収した玩具などを販売している株式会社エス・ワイ・エスなど今後のM&Aを予兆する数字であることがわかります。
次に販管費の構造を見てみましょう。
CMでおなじみのRIZAPですがやはり広告宣伝費は他の販管費に比べ高い比率を占めています。
現在ライザップはスポーツジムだけでなく英語塾など様々な形で企業規模拡大を行っていますね。
最後に自己資本利益率の推移を見てみましょう。
こちらは2012年をピークに下がっていますね。
2016から2017にかけて下がっているのも上で紹介した財務キャッシュフローの増加、つまり資金を借り入れと繋がっています。
いかがでしたか、CMなどでのイメージが強いライザップですが歴史が15年近くある会社であり近年投資やM&Aの数も増えてきています。今後ライザップがどのように経営を多角化しどのような企業に投資を行うか楽しみですね!!