Peloton 2Q決算:CEO交代に追い込んだ「意思決定上の失敗」とは?
米国の「コネクテッドフィットネス」大手ペロトン(Peloton)をめぐり、市場が揺れている。
他のいくつかの成長テクノロジー企業と同様、ペロトンもコロナ禍で市場からもてはやされた企業の一つだった。2021年からは社会がパンデミックからの回復を視野に入れるにつれ、株価は下落の一途を辿った。
一時500億ドル前後にのぼった時価総額は、今では100億ドルを割った。サプライチェーンが逼迫する中で需要も減退し、リストラを検討しているとの報道もある。
そして出てきたのが、ペロトンが売却を検討しているという噂だ。アマゾンやナイキ、アップルまでが入札に参加していると報じられている。市場からの評価はどうあれ、「Peloton」という事業はそれだけ魅力的なものだ。
渦中の創業者、ジョン・フォーリーは決算発表で何を語ったのだろうか。今回の記事では、足元の動向について整理した上で、経営陣が話した内容などについてまとめる。