【週刊】スタートアップニュース6選:Instacartが2億ドル超調達など
今週もやっていきます!
スタートアップではありませんが、先週のデジタル産業で最も大きなニュースの一つがGrubhubの買収案件です。
当初はUberが買収交渉に入っているという話で、交渉自体は1年の長きに渡ったと言われます。
アメリカのフードデリバリー市場は少数のプレイヤーがせめぎ合う寡占市場。反トラスト法(独占禁止法)の観点から実現は難しく、買収を諦めることに。
そこに入ってきたのが欧州の『Just Eat Takeaway』。こちらも4月、Just EatとTakeawayが78億ドルの合併を実現したばかり。米国市場への参入の足がかりとして、Grubhub以上の良案件はありません。
業界トップをひた走るDoorDashと、グローバル戦略で急成長をつづけるUber Eats。そこに同じくグローバル展開を進めるJust Eat Takeawayが参戦。
両者はすでに合意に達しており、全て株式による73億ドルの買収が予定されています。
今後も米国のフードデリバリー市場は激しい競争が続くことになりそう。激しい競争下で果たして収益性を実現できるのか、あるいはただ資本をすり減らすのか。今後も注視したいところ。
中国の半導体メーカー「Eswin Computing Technology」が、シリーズBで2.83億ドルの資金調達を行いました。