サム・ウォルトンの生涯③ウォルマートの創業

前回の続き)

当初はバラエティストア店の経営で頭角を表したサム・ウォルトン。

紆余曲折はありつつも、1960年までに15店舗・年商140万ドルという、当時の独立系バラエティストアではアメリカ最大の規模にまで発展させます。

一方で彼は、バラエティストアの限界に気がついていました。

バラエティストアとは、要は「雑貨屋」。1店舗あたりの規模が小さく、あまり大きな事業に発展させることはできなかったのです。

これを解決する方法はシンプル。店舗を大型化させればいい。具体的な形として、ウォルトンが耳にしたのが「ディスカウントストア」という業態です。

ディスカウントストアの波が始まる

カリフォルニアでは、ソル・プライスがディスカウントストアのフェドマートを1955年に創業。

フェドマートはやがて会員制大型ディスカウントショップとなり、後にコストコ創業者を輩出。同じくソル・プライスが創業した「プライスクラブ」も1993年、コストコと統合しました。

一方のウォルトンはかつて、ニューポートでパンティを激安にして大量に売り、儲けたことを覚えていました。

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