【週刊】海外スタートアップニュース5選:米巨大ITがインド通信キャリアに食指
観測している限り、いよいよ海外スタートアップの大型資金調達も減ってきたような印象。
上場株式市況は上がり続けていますが、経済はどう考えても悪化していますから、このギャップがどう埋まるのか注視しておきたいところ。
今回は資金調達だけではなく、大型のM&A案件も取り上げます。まずは、自動車業界の超大型調達から。
かねてより報道されていた、フォルクスワーゲングループによる『Argo AI』への投資が完了しました。その金額、なんと26億ドル。
Argo AIは2016年に創業した自動運転技術の開発ベンチャー。創業メンバーはGoogleやUberで自動運転技術の開発に携わった人物で、当初から注目を集めます。
2017年にはフォードが5年かけて10億ドルを出資することを発表。評価額は70億ドル以上にものぼりました。
そして2019年1月、フォードはフォルクスワーゲンとの包括提携で合意。小型商用車を相互供給して2022年に世界で発売するほか、電気自動車(EV)や自動運転技術の開発でも連携する方針を示しました。
同年7月には協力の範囲を拡大し、『Argo AI』への共同出資もこの時点で示されています。Argo AIの従業員数は1,000人超え。協働によって、研究開発などの負担を分割することになります。
Amazonが、インド市場への展開を本格化させています。