【2016年2月期】松竹の事業と業績内訳
松竹は明治28年より大谷竹次郎が京都新京極阪井座の仕打(興行主)となり、演劇興行に当ったことに端を発する企業。2016年2月期の売上高は925億円、経常利益66億円。
事業セグメントは「映像関連事業」「演劇事業」「不動産事業」「その他」として報告されており、それぞれの概要は次の通り。
映像関連事業
劇場用映画の製作・売買・配給・興行、映画劇場・売店の運営、テレビ映画の製作・販売、CMの企画・製作など。
演劇事業
演劇の企画・製作・興行、俳優・タレントの斡旋など。
不動産事業
所有する不動産の賃貸など。
その他
舞台衣装の製作・売買・賃貸、キャラクター商品の企画・販売、演劇舞台の大道具・小道具・音響の製作・販売など。
従業員1214名のうち、468名が映像関連事業、388名がその他、226名が演劇事業に従事。不動産事業は30人。
売上高925億円のうち、映像関連事業は508億円(55%)、演劇事業が257億円(28%)、不動産事業が102億円(11%)。
利益で比べると、不動産事業が42億円(42%)と最も大きな利益をあげる。映像関連事業が27億円(28%)、演劇事業が27億円(27%)の利益。