「Snap」決算:4月のユーザー利用は急拡大、広告需要は低迷中
アメリカで若者世代を中心に人気のSNS『Snapchat』を展開するSnapが1Q決算を発表しました。
1Qの売上高は4億6,248万ドル(前年比+44%)、営業損失は△3億528万ドル(前年同期は3億1,041万ドル)。2017年の上場から約3年が経過したSnapですが、赤字は大きいままです。
それでも上のグラフで見る通り、調整後EBITDAベースでの損益は改善しています。
景気が良い状況であれば、赤字が大きいままでもガンガン投資して、売上を伸ばしていくということも許容されます。しかし、先行きは不透明になる一方。
中でも、インターネット広告が本格的な不況下でどうなるかというのは未曾有のこと。何が起こるか予測するのは簡単ではありません。
前回の金融危機では、広告市場全体のインターネット広告が占める割合がまだまだ小さかったのが、今では半分を上回りました。こうした中、Snapはどんな戦略を敷いているのか。決算報告の内容をチェックしてみましょう。
まず知りたいのは、アプリ『Snapchat』を利用するユーザー数などの動向です。