海外では今週も、数多くのスタートアップ企業が資金調達を公表しました。
米TechCrunchがリリースしただけでも40社。このところ毎週ウォッチしているのですが、この数自体は減っていません。(全体の母数がどうなっているかとはまた別ですが)
今回は先週とはフォーマットを変えて、特に注目するべき企業を5社ピックアップして説明するという形にしてみたいと思います。
まずは決済プラットフォームを手掛ける「Stripe」です。
今回の資金調達はシリーズGの延長ラウンドで6億ドル。評価額は360億ドルにものぼります。
投資したのはAndreessen HorowitzやGeneral Catalyst、GV(GoogleのVC部門)、そしてSequoia。既存投資家が中心となっています。
COVID-19の流行によって、オフラインからオンライン決済へと決済の転換が加速。これまで数年単位で起こっていたのが、数週間単位に圧縮されたと説明しています。
こうした現象は、「インターネットのGDP拡大」をミッションに掲げるStripeの重要性をさらに裏付けるものとなっています。COVID-19流行が米国で始まって以降、Stripeを使いはじめた利用者の取扱高は間もなく10億ドルに達すると説明しています。
足元では、急成長中のビデオ会議SaaS「Zoom」がStripeの顧客になったことも発表。
Stripeは、現在20億ドルの現金を保有しているとのことで、十分なキャッシュポジションで今後の不透明な動向に対応、成長するための準備が万端となっています。
参考:Stripe extends Series G funding round
続いては、国際送金などを手掛けるフィンテック企業「Airwallex」です。