「北の達人」決算:売上100億円に到達、今年は減収減益覚悟で社内体制強化へ
北の達人コーポレーション

オリジナル化粧品や健康食品を販売する「北の達人コーポレーション」が4月14日、通期決算を発表しました。

2020年2月期の売上高は100億9,300万円(前年比+21.4%)、営業利益は29億1,500万円(同+56.6%)。売上成長は鈍化しましたが、大幅な増益となりました。

「ブームに乗らない」ユニークな経営戦略で成長を続けてきた北の達人コーポレーション。足元でどんな取り組みを進めているのか、決算報告の内容をチェックしてみましょう。

ユニーク商品のストック型販売で成功

北の達人コーポレーションにおいて、2020年2月期の収益を大きく支えたのが「刺す化粧品ディープパッチ」シリーズです。

目の下やほうれい線専用、眉間専用や額専用、チークポアゾーン(頰の毛穴密集地帯)と4パターンの商品を展開。

シリーズ累計での販売枚数は約1,700万枚。針状に固めた美容成分を直接肌に刺すというユニークな発想が、ヒットにつながりました。このほか、機能性表示食品「カイテキオリゴ」や、「目の下」アイショットクリーム『アイキララ』などもヒット。

「びっくりするほどよいものができたときにしか商品化しない」実感主義というのが、大きな方針です。

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