中国スーパーアプリ「美団点評」決算:広告拡大、コロナ影響で1Q減収へ
美団点評

中国の"スーパーアプリ"「美団点評」が3月30日、2019年通期決算を発表しました。

四半期の売上高は282億元(≒4,267億円)、営業利益は14.2億元(≒215億円)に。増収率は42%を超え、黒字転換を達成しています。

年間の売上高は975億元(≒1.5兆円)、営業利益は26.8億元(≒405億円)となりました。前年からの増収率は+49.5%。

美団点評の「スーパーアプリ」は、フードデリバリーやホテル予約、配車などあらゆるオンデマンドサービスを内包しています。

売上構成をみると、フードデリバリーが157億元(≒2,378億円)と最大。店舗・ホテル・トラベルも63.6億元(≒962億円)、その他新領域も60.9億元(≒921億円)とそれぞれ拡大しています。

今回は、急成長とともに黒字転換を果たした「美団点評」の決算報告の内容について、整理していきたいと思います。

取扱高は+37.6%の拡大

まず確認したいのは、美団点評のスーパーアプリを利用するユーザー数などのトラクションです。

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