米テスラCEOのイーロン・マスク氏が率いるThe Boring Company（TBC）は4月20日、シリーズCラウンドで6億7,500万ドルを調達。評価額は約57億ドルに達した。

TBCはマスク氏が2016年に創業。「渋滞の解決」、「都市の美化」、「ポイントツーポイント高速輸送の実現」を使命に掲げ、大規模な地下トンネル網の建設を構想。過去5年間、地下輸送システム「Loop」や「HyperLoop」実現のための中核技術の開発に取り組んできたという。

2021年10月には、ラスベガスに地下トンネル網を建設する「Vegas Loop」計画の承認を取得。同計画では、51の駅の結ぶ29マイルのルートを構築。1時間あたり最大5万7,000人の乗客輸送を目指すとしている。

今回の調達ラウンドはVyキャピタルおよびセコイアキャピタルが主導。BrookfieldやLennar、Tishman Speyerなどの大手不動産企業も参加したという。

同社は資金の使い途について、Loopプロジェクトの推進と規模拡大のための人員増強に言及。エンジニアリングやオペレーション、生産分野の人材を増やすとのこと。また、次世代トンネル掘削機「Prufrock」の研究開発にも活用するという。

米アマゾンは4月21日、プライム会員向けの配送特典を同社以外のECサイトでも利用可能にする「Buy with Prime」を発表。急成長するECプラットフォームのShopifyに対抗する。

Buy with Primeでは、送料無料や翌日配送、返品無料などのプライム会員特典を他社ECサイトにも拡大。加盟するECサイトでは、対象商品に「Prime」ロゴを表示。プライム会員はアマゾンに保存された決済情報や配送情報を使用。シームレスで迅速な買い物を楽しめる。

同サービスはまず、「フルフィルメント by Amazon（FBA）」を利用する加盟店に招待制で提供。2022年中には、アマゾンでの販売がない業者やFBAを利用していない業者にも招待を拡大していく。

同社幹部は新たな取り組みについて「あらゆる規模の加盟店のビジネスの成長を支援するという当社の使命の次なるステップ」とコメント。「加盟店はコンバージョン率を高める特典を提供しながら、顧客との関係やブランドロイヤルティを構築できる」としている。

なお、加盟店が同サービスを利用する際には一定の手数料が課される見込み。

ルイ・ヴィトン、グッチ、バレンシアガ、プラダ、カルティエ……これらは全て、NFTに参入している、あるいは参入を表明しているファッションブランドだ。

活況を呈しているNFTマーケットにおいて、今後の有力なコンテンツとして考えられているのがデジタルファッションの分野である。

NFTのマーケットであるOpenSeaのイーサリアム（ETH）上の月次平均流通額は今年1月には約5,000億円規模に達した。二次流通も合わせると年間流通額は6兆円にも上る。

このようにNFTの流通自体は拡大しているものの、デジタルファッション分野のNFTを何のために購入し、どんなビジネスが生まれているかはあまり知られていない。

ファッションブランドの世界で、NFTによってどんなビジネスが生まれようとしているのか。 こちらの記事では、Kreation代表取締役CEOの⼩川智也氏に取材。ファッションブランドという切り口からNFTビジネスの展望を解説する。

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